佐藤家住宅

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佐藤家住宅は、元文3年(1738年)に建てられた農家です。新潟県中越地方の豪雪地に分布する中門造りの形式を持つ民家の初期の遺例であり、その時代の特性を示す価値が認められた事から国の重要文化財の指定を受けています。建物は冬期間3~4メートルの豪雪にも耐えうるように、柱は太く、大きな差し物を入れ、貫ぬきを多く用い、周囲には基壇を築き消雪池を配する等の工夫をこらしています。明治初期にかけて寺子屋風の教育の場となった時期があり、「でい」を教室、「ちゃのま」を運動場、「へやの二階」を教務室として使用されたといわれています。

 

詳細情報

住所 新潟県魚沼市大倉1273番地1
指定年月日 昭和52年1月28日