JR只見線とは
JR只見線の歴史
現在のJR只見線
乗車についての注意
新潟県側は全部で8駅!各駅おすすめスポット&グルメをご紹介
只見線を楽しむ【乗る】
只見線を楽しむ【見る】
只見線マップ
時刻表(2025年3月15日改正)
2025年4月・5月の臨時列車運行取りやめについて
【お知らせ】
只見駅~大白川駅間の除雪作業や安全確認の目途が立ったことから、4月17日(木)から列車の運転を再開します。なお、4月17日(木)~19日(土)までは一部列車に運休が発生します。会津川口駅~只見駅間については、引き続き大雪に伴う除雪作業や、気温上昇による落雪・なだれなどの発生リスクもあることから、当面の間、運転を取り止めます。
JR東日本公式サイト(信越エリアの運行情報・運休情報:JR東日本)
これに伴い、令和7年4月26日から運転再開までバスによる代行輸送を行っています。
代行バスに関する詳細はこちら▶
JR只見線とは
新潟県魚沼市の小出駅から福島県会津若松市の会津若松駅を結ぶ路線全長約135kmの路線。絶景の秘境路線であり、車窓からは魚沼の特産コシヒカリの田園風景や、民話「弥三郎ばさ」で知られる権現堂山、破間川の渓谷を楽しむことができます。特に秋の色鮮やかな紅葉と渓谷のコラボレーション、水墨画のような雪景色は必見です。
只見線は車窓からの景色だけでなく、絶景と只見線を一緒に望む楽しみもあります。その絶景を撮影しようと全国各地からカメラマンが多く訪れています。
新緑と残雪、山桜のコントラストが美しい春、青々とした山の木々と真っ赤なスノーシェッドが美しい夏、末沢川の渓谷美とブナ林の紅葉が楽しめる秋、そして日本有数の豪雪地である魚沼の雪の中力強く只見線が走る冬。一度ではなく何度でも乗りたくなる、そんな四季折々その時にしか味わえない絶景が魅力です。
JR只見線の歴史
小出駅から大白川駅の区間が開通したのは1942年(昭和17年)。太平洋戦争の開戦に伴う鉱物や木材を運搬することが目的でした。戦後になるとダム建設に使用する資材や木材、鉱物等の貨物輸送、そして沿線の人々の生活の足として重要な役割を担ってきました。その後、小出駅から会津若松駅まで全線開通したのは1971年(昭和46年)。この頃から自家用車が普及し、移動手段が変化してしていきました。1973年(昭和48年)には只見線と並走して走る国道252号が開通しましたが、県境区間は冬期閉鎖する為、冬の唯一の交通機関は只見線です。
現在のJR只見線
2011年(平成23年)に新潟福島豪雨が発生。只見線も被害をうけ、会津川口~会津大塩間で只見川第5・6・7橋梁が流失、また会津坂本~会津柳津間で路盤が流出し、会津坂下~小出間が不通となりました。その後一部区間代行バスでの運行が続いていましたが、2022年10月1日、11年ぶりに全線再開通。現在は通常通り小出ー会津若松間で運行しています。
乗車についての注意
2024年2月末をもって発着点となる小出駅のみどりの窓口が閉鎖されました。
小出駅の券売機では、駅から100キロまでの範囲1,690円分(会津宮下駅)までのきっぷしか買えません。
会津宮下駅~会津若松駅で降車予定の方は以下の方法で運賃をお支払いください。
~運賃の支払い方法~
方法①「みどりの窓口」がある駅で事前に切符をご購入いただく
方法②小出駅券売機で1,690円(会津宮下駅)の切符を購入し、残りは電車内か有人駅、終点まで行かれる方は会津若松駅で清算
また、2024年3月16日より、只見線全線がワンマン運転になります。
不安な方は、事前に乗車方法と電車内清算方法をご確認ください。
詳しくはこちら→駅員のいない駅でのワンマンカー乗り降りのご案内(JRホームページ)
新潟県側は全部で8駅!各駅おすすめスポット&グルメをご紹介
新潟県側の駅は小出駅から福島県境の大白川駅まで全8駅。各駅周辺のおすすめ立ち寄りスポットをご紹介します。
<小出(こいで)駅>
小出駅周辺駐車場の情報はこちら
- 小出公園 / 小出駅から徒歩約10分
小出公園は春のカタクリ・桜が美しく、市内を一望できます。遠くには越後三山も見渡せるビューポイントです。
- 西福寺(開山堂) / 小出駅から路線バスで「虫野上口」バス停 下車後、徒歩で約15分
「越後日光」とよばれる開山堂には、幕末の名匠・石川雲蝶が手掛けた彫刻・絵画・漆喰細工の数々があります。当時のままの色鮮やかな色彩豊かな作品をぜひお楽しみください。
- JR小出駅前レンタサイクル
電動アシスト自転車なので長距離もラクラク。魚沼の街の風や香りを感じながら旅してみませんか?
自転車大好き!観光協会スタッフのレポートはコチラ
<薮神(やぶかみ)駅>
- 権現堂山 / 車で約10分
下権現、上権現と2つの峰からなる山で、昔話し「弥三郎婆」で知られる山です。残雪期は新緑のブナ、アズマシャクナゲ、ツツジが美しく、9月から晩秋までの紅葉の季節も登山にお勧めの山です。
- 生そば小松屋 / 徒歩で約10分
挽き方にこだわりがあり、少し粗く挽くのが小松屋流。蕎麦は少し太めで、食べ応え十分です。そばとうどんがセットになった「へぎ合盛り」もおすすめです!
<越後広瀬駅>
- 上原コスモス園 / 車で約10分 ・ 徒歩で約35分
例年9月上旬~10月中旬頃、広大な高原一面に色鮮やかなコスモスが咲き誇ります。高台からは市内が一望でき、遠くには権現堂山・越後三山の雄大なパノラマが広がる絶景スポット。道光高原の畑と、高原に続く1本道もお勧めの撮影ポイントの一つ。
- お菓子工房まるみや / 徒歩で約10分
お土産にもおすすめな魚沼のスイーツを販売。素材にこだわった心温まるスイーツが並びます。なかでも魚沼産コシヒカリの米粉を使用したバームクーヘン「魚沼の木」はお土産にぴったりです。
<魚沼田中駅>
- ものずき村/そば処 げんたん / 徒歩で約10分
地元の旬な採れたて野菜、山菜、お米などを購入できるお店です。お店の方はもてなし上手、お話上手な方が多く楽しくおしゃべりしながら買い物を楽しめるのも魅力の一つ。併設したそば処のお蕎麦は地元で生産されたソバ粉のみを使っていて大人気です。
- 神湯温泉倶楽部 / 徒歩で約25分
近隣の山々に住む神をもてなした、といわれる温泉。広々とした大浴場、ジャグジー、サウナ、露天風呂があり、宿泊・日帰り入浴ともに楽しめます。リラックスルームや休憩所(食事処)もあるので、ゆっくりと疲れを癒し、美味しい食事を楽しみませんか。
<越後須原(すはら)駅>
- 目黒邸 / 徒歩で約3分
国重要文化財に指定されている、5年の歳月をかけて建てられた割元庄屋の屋敷。中世武士の屋敷構えになっており、近隣には民俗文化財館、目黒邸資料館が併設されています。
- 越後ゆきくら館 / 徒歩で約5分
重要文化財に指定されている目黒邸の当主が創業した玉川酒造。豪雪地ならではの雪を利用した天然の冷蔵庫「ゆきくら」をはじめ、酒蔵見学ができます。館内には試飲コーナーはもちろん、吟醸酒などの酒粕を使用した食品も販売しています。
- そば処よしみや / 徒歩で約3分
魚沼の山々に囲まれて豊富に湧き出るおいしい水と、厳選されたそば粉で打つお蕎麦。他にもよしみやうどんや、天丼など魚沼産コシヒカリを使った様々メニューがそろうお店です。
- あぶるま食品工業 / 徒歩で約3分
よしみやのすぐ隣にあり、店主が手間をかけて育てた自家栽培のもち米「こがねもち」を使用してついたもちが人気のお店。全国発送も可能です。
<上条(かみじょう)駅>
- 守門岳(保久礼登山口・二口登山口) / 車で約20分
守門岳は袴岳を主峰に、青雲岳、大岳との三峰からなる越後の名峰のひとつです。ヒメサユリ、ニッコウキスゲ、シラネアオイなどの高山植物も見られます。 また眼下には、越後平野が広がり、その奥に佐渡島、背後にそびえ立つ浅草岳・越後三山といった名峰連山の眺望は、登山ファンを魅了します。
<入広瀬(いりひろせ)駅>
- 道の駅いりひろせ / 徒歩で約15分
春の山菜、夏野菜、秋のきのこと新鮮なものが目白押しの道の駅です。名物のごっぽう蕎麦や、ぬか釜で炊いたコシヒカリのおにぎりは絶品。近くには女神の伝説が残る「鏡ヶ池」があり、まるで鏡のように周囲の景色を写しています。
- 寿和温泉 / 徒歩で約10分
静かな山間地に位置する日帰り温泉です。令和5年度に旧露天風呂棟をリニューアル。室内浴場、サウナ室、多目的トイレを増設し、バリアフリーでコンパクトな施設になりました。
- 越後ハーブ香園入広瀬 / 車で約10分
季節ごとにさまざまなハーブや花に囲まれて、魚沼の眺望を楽しめます。キャンプやバーベキュー、ツリークライミングやハーブの摘み取り体験など自然の中で様々なアクティビティが楽しめるスポットです。
<大白川(おおしらかわ)駅>
- 新潟県立浅草山麓エコ・ミュージアム / 車で約20分
越後三山只見国定公園・浅草岳山麓の豊かな自然を生かしたエコミュージアム。ブナの森、ミズバショウの湿原など自然・動物観察・トレッキングが楽しめます。一部のエリアは段差のないチップ(木片)鋪装になっており、車イスの方でも自然観察が楽しめる環境です。秋の紅葉時期は色鮮やかな紅葉が楽しめる穴場スポット。
- 浅草岳温泉浅草山荘 / 車で約12分
入広瀬地区にある数少ない温泉で、ぬるめのお湯に長くゆっくりと浸かりたい方におすすめです。日帰り温泉やランチ営業もあり。(事前に定休日等をご確認ください)
只見線を楽しむ【乗る】
只見線は秘境を走る列車です。只見線に乗ったこそ見ることのできる景色との出会い。各区間でどんな景色を楽しめるのかご紹介します。
<小出駅~薮神駅>
小出駅を出発して間もなく魚野川の鉄橋を渡り、川の中間あたりで、進行方向右側に越後三山の雄姿と魚野川の清流が見られる。
薮神駅手前あたりでは、魚沼コシヒカリの田園風景とフタコブラクダの様な権現堂山が右手に見えてくる。
<越後広瀬駅~魚沼田中駅>
越後広瀬駅から4分ほど走ると、右手手前の田園風景の背後に権現堂山が見える。
雪が解ける頃には、線路脇に見事な桜が咲き誇る。
<魚沼田中駅~越後須原駅>
魚沼田中駅を出発して3~4分で大倉沢ダムの上流部を破間川と平行にかかる鉄橋を渡る。
川を見下ろせば水鳥が遊んでいるかも。
<越後須原駅~上条駅>
越後須原駅を出発し集落を抜けてすぐ、右手には広々とした田園風景、前方後方には魚沼の山々が望める。
<入広瀬駅~大白川駅>
入広瀬駅を出発し、柿ノ木駅跡を過ぎると左手には真っ赤なスノーシェッドと渓谷の絶景が現れる。
<大白川駅~只見駅>
大白川駅から先はブナ林と末沢川を渡る鉄橋が次々と現れる。新緑、紅葉の時期は特に美しく渓谷美を楽しめる。
福島県に入ると田子倉ダムが見えてくる。
只見線を楽しむ【見る】
只見線は車内からの景色も絶景ですが、自然豊かな景色と一緒に只見線を見るのみ楽しみ方の一つ。各区間でどんな景色を楽しめるのかご紹介します。
<小出駅~薮神駅>
小出駅を出発してすぐ、魚野川を渡る。右側には権現堂山や後方に越後三山を望める。
<魚沼田中駅~越後須原駅>
国道252号沿いにある、大倉沢休憩所からは、鉄橋の上を走る只見線を撮影可能。休憩所にはトイレもある。
<越後須原駅~上条駅>
細野地区からは北東に守門岳が見え、上条駅近くでは時期になると菜の花が咲く。
<上条駅~入広瀬駅>
寿和温泉近くの県道346号からは、鷹待山をバックに只見線を撮影できる。周囲は田園風景が広がり、秋の黄金色の棚田は特に美しい。
<入広瀬駅~大白川駅>
国道252号を福島県側に向かい、柿ノ木スノーシェッドを過ぎるとアーチ橋を渡る只見線が見られ、七曲スノーシェッドを過ぎると破間川と只見線を一緒に楽しめる。
【番外編】
秋になると沿線には手作りの”かかし”が皆様をお出迎え。どこにかかしがあるのかはお楽しみ。只見線の車内からも外からも楽しめる秋の風物詩。
※現在運行している車両はキハ110系、キハ120系です。
只見線マップ
時刻表
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