2023年6月10日
船とバスで行く!魚沼から行く尾瀬。今年も6月1日(木)に安全祈願祭が執り行われ、魚沼から行く尾瀬ルートが開通しました。
祈願祭のあとは恒例の記念登山です。
当日は少し風が強かったですが、天候に恵まれて遊覧船からは遠くの山並みが綺麗に望めました。
船からバスに乗り換えて、山道を約1時間ほど移動します。車窓からはブナの原生林を見下ろしたり、新緑を楽しんだりと、自然を満喫できます。
沼山峠へ到着!
ここから1時間ほどのハイキングが始まります。
尾瀬沼へ向かう途中で一番標高の高いところは1784メートルだそうです。
越後三山の一つ「八海山」より6メートル高い地点まで登りました!
道中ではたくさんの植物を見ることができます。「イワナシ」や「モウセンゴケ」(食虫植物)など、どれを見ても感動でした。

イワナシ
尾瀬の達人、ベテランのネイチャーガイドさんのお話はとても面白く、また勉強になりました。
林道を抜けると視界が開けてきます。
水芭蕉をはじめエンコウソウ(リュウキンカの変種)やタテヤマリンドウなど、可愛らしい花々が登山者を迎えてくれました。
大江湿原には歴史的な遺構もあります。
こちらは戊辰戦争の際に会津軍が築いた「土塁跡」。
写真からは分かりづらいですが、一部が窪んでいます。実際に使われることはなかったそうですが、当時の状況を想像すると、とても興味が湧いてきました。
尾瀬沼のほとりに、シンボルの「三本カラマツ」が見えてきたら、ゴールまであと少し。
大江湿原を散策し、ビジターセンターでお昼休憩になりました。
お昼ご飯は「おおもも」さんの「開高めし」♪
「開高めし」とは、芥川賞作家の開高健さんが好んで食べた山菜めしのことで、山菜と野菜だけを具材に炒め、しょう油で味付けしたシンプルな炒飯です。
山菜づくしのお弁当は、魚沼市ならではですね!
30分ほど休憩をして、名残惜しいところですが帰路につきます。
同じ道を戻るという行程ですが、行きでは確認できなかった平野家のお墓を見ることができたりと、見る角度を変えることで、また違った発見や感動がありました!
何度も行きたくなる!そんな尾瀬の魅力を体験できた一日でした。
今回、初めて尾瀬を訪れたという事務局長代理より、ひと言。
『7月中旬より尾瀬の主役となる「ニッコウキスゲ」。
シカの食害と向き合って20年、鹿よけネットの設置を行い、
その保護を行っている。
満開の時期にまた訪れたいですね。』
魚沼から尾瀬へ行くルートは10月15日(日)までご利用いただけます。
遊覧船とバスで行くこのルートは事前に予約が必要です。
魚沼市観光協会まで、お気軽にお問合せください。
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尾瀬のスペシャリストと散策しよう♪初めてのかたにも安心の「ネイチャーガイドと行く尾瀬」。動植物から、歴史・文化など尾瀬を知り尽くしたガイドさんと行くツアーです。
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