2025年9月26日
9月20日、21日に尾瀬ネイチャーガイド養成講座の「尾瀬現地研修会」で魚沼市から船とバスで尾瀬国立公園へ行ってきました!今回は尾瀬自然ガイドになるための実地試験を想定したルートを1泊2日で巡ってきたので、秋の尾瀬の様子をご紹介していきます!
ルート紹介
【1日目】
奥只見ダム出発
↓ ダムを望みながら15分程で船着き場へ
奥只見船着き場
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尾瀬口船着場 ~ここからはバスに乗り換えバスの旅!~
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沼山峠 ~バスの終着地点。ここから登山開始!~
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尾瀬沼東岸 ~ここでお昼休憩~
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沼尻 ~ここで小休憩~ ★池塘が美しいビュースポット!
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白砂峠
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見晴(泊)
【2日目】
宿出発
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段吉新道
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燧裏林道 ~巨木がいっぱい~
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御池
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奥只見ダム
~秋の尾瀬の様子をご紹介~
奥只見ダムの駐車場から尾瀬へ向け出発!船着場まで駐車場から15分程歩きます。
階段を登っていくと、ダムを上から見下ろせます。ダムにある看板を使って奥只見について説明中。半分は福島県って知ってましたか?
船着場に到着。ここから40分間の船旅です。今回の船は【おぜ号】でした!
尾瀬口コースでは200名山の荒沢岳が見えたり、天気が良いと100名山の燧ケ岳を望むこともできます!
船を降りると次はバスの旅。只見川に沿って沼山峠まで進みます。沼山峠につき小休憩後、準備体操をしていよいよ入山開始!入山前に講師の方から尾瀬で気を付けることなどレクチャーを受けました。
・木道歩きは基本、右側通行!
・ゴミは持ち帰る!
・湿原に入らない! など
いよいよ入山開始!この日は雨模様で木道が濡れていたので、滑らないよう歩き方のアドバイスを聞いて登り始めます!
沼山峠の展望台手前には少し細い木々があります。ここは昔火事があったようで別名、焼山峠ともいわれているそう。
雨の日は木々や苔などがとても色鮮やかに、生き生きとして見えます。ミズゴケもたくさん水を吸収してフカフカです!
展望台からしばらく下っていくと、湿原エリアに到着。草紅葉が始まっていました。
この日は雨模様で、残念ながら燧ケ岳は望むことができませんでした…。
※写真右:晴れているとこんな風に燧ケ岳が見れます!(撮影場所…尾瀬沼東岸)
尾瀬沼エリアのシンボル「三本カラマツ」が見えてきたら尾瀬沼東岸に到着。ここでお昼休憩です!
今回は、魚沼市内にあるお弁当屋さん【おおもも】さんの「開高めし弁当 お肉メインのおくただみ」を持参し、いただきました!
「お魚メインのぎんざん」もありますよ。
※開高めし弁当は、前日までに予約が必要です。
【和洋酒・惣菜・弁当専門 おおもも】詳細は こちら▶
お昼休憩後は沼の北側から沼尻へ!
尾瀬沼東岸を出発して約1時間程で沼尻に到着。ここで小休憩。
休憩所からは尾瀬沼も望むことができます。(↑昨年の写真)
休憩所からは見えませんが、少し山の方へ進むと、実は池塘がいくつかあります。晴れた日には池塘に歩いている人や周囲の景色が映りこむ、絶好の撮影スポットなんです。沼尻に来たらぜひ素敵な写真を撮ってみてくださいね!
沼尻を出発して少しすると白砂峠に到着。木道や広い湿原のイメージが強い尾瀬ですが、実はこのように木道以外の場所もあります。足元に注意しながら進んでいきます。
初めて白砂峠を通った私は、「ここも尾瀬なのか…!」と思いながら歩いていました。
ガイドさんによると初めてここを通る方を案内するとみんな仰るそうです(笑)
沼尻から約2時間、本日の宿泊地 見晴にある「弥四郎小屋」に到着。
今回は1階のお部屋でしたが、2階の部屋からは目の前一面の尾瀬ヶ原が望めます!夕食前にお風呂に入り、待ちに待った夕食タイム。
弥四郎小屋さんにはカフェも併設しており、夕食後にゆっくりカフェタイムも楽しめます。
1日歩いたのでしっかりとエネルギー補給をし、明日に備えて21時には就寝です。
~2日目~
6時に朝食を食べ、7時に宿出発!
少しだけ目の前の尾瀬ヶ原へ。
右の写真は、「みなさんが立っている位置は福島県。でも見つめる先にある山の手前から奥は新潟県なんですよ。」という説明をガイドから受けている様子です。
見晴にある看板で、2日目の行程確認。燧裏林道へと向かいます。
2日目出発早々、「チョッキリムシ」が切り落としたであろうドングリの枝を発見しました。一発で覚えられる面白い名前ですよね。
ドングリに穴を開けて卵を産む昆虫で、主にクヌギやコナラなどの広葉樹林で見られます。ドングリの実に穴を開けて中に卵を産み付け、その後、その実がついた枝を切り落とすことからその名が付いたそうです。
燧裏林道は樹林帯を歩きます。道中にはいくつもの巨木が点在!その大きさに驚きます。
(写真は昨年のもの)
今回はいたるところで「ウメバチソウ」が咲いているところが見られました。雨で体力を奪われる中、見つけるたびに「可愛い~」と参加者は癒されていました。
途中には、裏燧橋という吊り橋もあります。ここでは高所恐怖症の方のガイディング方法も学びます。
燧裏林道の道中で最大の湿原「上田代」に到着。
そのあとも歩き続け、これまでとは違う幅の広い木道が見えたら御池はもうすぐです!
宿を出発し約5時間半、無事全員大きなケガなく「御池」に到着!少し遅いお昼休憩です。お昼は宿で用意してもらったおにぎり弁当。晴れている日は道中の湿原で景色を見ながらゆっくり昼食も最高ですよ!
魚沼へ戻るバスは、御池15時20分出発。それまで、御池休憩所でブレイクタイム。
ずっと雨の中を歩いていたので温かいコーヒーを飲んで温まったり、私はエネルギーをかなり消費していたのでおにぎり+カレーうどんまでいただいてしまいました。スパイシーでとても美味しかったです!
※「山の駅御池」さんのカレーメニューは土日祝日限定です。
バス船を乗り継ぎ魚沼へと帰ります。
今回は秋の「尾瀬国立公園」の様子をご紹介しました!
魚沼市から船とバスで行く尾瀬ルートは 10月15日(水)まで。まだまだ予約受付中です!こられからさらに紅葉が進む尾瀬はとても綺麗ですよ。
ぜひ、魚沼から秋の尾瀬旅を楽しみませんか?
~今回のレポートスポット「尾瀬」について~
魚沼ルートの詳細はこちらをチェック ▶ 魚沼から行く尾瀬ルート